魔王という名のセイレーン
-ミュージの悪夢-



「…嫌だ…止めろ…」
ある家のベッドで、悪夢にうなされる青年がいた。
「…!」
青年はベッドの上で飛び起きた。
その視線はしばらく宙を彷徨い、自分の手元に落ちた。
「はぁ…」
夢だと分かった青年は、まだ暗い家の中を見渡し、床を見た。
床には端正な顔立ちの青年が寝ていた。
「…大丈夫なんて、よく僕の口から出たもんだ」
悪夢にうなされていた青年が独り言を言う。
青年は、この端正な顔立ちの青年と『契約』を交わしていた。
その時に、自分が言った言葉。
『大丈夫だから』
青年は自嘲的に笑う。
青年が、ずっと自分に言い聞かせてきた言葉。
「僕は、音楽があれば…大丈夫」
呟いて、青年は再び横になる。


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