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「軽いですね…」
「うん…軽いよ」
「魂も、もうここにないから…それが、分かってるから余計に」
「そうだね…」
無言で僕らと一匹の猫は花畑に歩いていった。
いつもならば、綺麗と感じるだろう一面の花畑も色あせて見えた。
軽すぎるその体を、花で覆う。
「クランはね、星になったんだ」
僕がポツリと言うと、シュベルツが僕に続いて言った。
「星になる…さっきの歌ですね」
「うん。シュベルツのおかげで、幸せで逝けたと思う」
「…」
「あの歌ね、あの子が星になっても、僕らは大丈夫だよって歌」
シュベルツはさっきの歌を思い返しているようだった。
「ミュージ」
帰り道でシュベルツは改めて僕に聞いた。
「さっきの私の歌で…何を見たんですか」


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