僕は夢の中でシュベルツを呼んでいた。
その返事はなく、沈黙が耳をつんざく。
その沈黙はやがて一つの声になる。
『誰もお前を必要としない』
『音楽がなければお前は生きられない』
『お前の中の音楽は死んだ』
『死んだ』
『死んだ』
『死んだ』
(やめろ!やめてくれ!)
『死んだ』
『死んだ』
『死んだ』
(音楽がないと、僕は…!)
僕はたまらず、机の上のペンを取り、自分の手首に突き立てた。
「…ミュージ?」
痛みと共に眼を覚ますと、僕はベッドの上にいた。
自分の手首は、枕元にあったペンの先がその皮膚を切っていた。
「ミュージ?何を…何をしているんですか?!」
シュベルツが僕を責める声。
痛みよりも、その声に安心した。
「良かった…シュベルツが、いた…」
僕は泣いていた。
シュベルツが、僕の音楽を証明してくれる存在が、いた。


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