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ミュージの手が私の両手を握る。
いつもより熱い。
それに、震えている。
「ミュージ?」
「僕を…殺すつもりで歌ってみて」
「そんな!出来ません!!」
「シュベルツのセイレーンとしての魔力が僕には効きづらい」
「けれど…失敗したら?」
「大丈夫。僕の歌なら」
それに…とミュージは続ける。
「この曲ね、安心して眠りについてって想いを込めた曲なんだ」
ミュージの歌が特別な力を持っているのは知っている。
しかし。
それでも。
けれど。
「絶対に、大丈夫…歌え」
私の頬を汗がつたう。
汗をかいているのに、酷く寒く感じた。


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