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(人がいるような気配はなかったけど…)
「あの家には、誰がいるの?タナトス」
タナトスは少し黙る。
「にゃあにゃあ…」
「あの家にいるのは」
シュベルツが話す。
「にゃあ」
「重い病の娘」
「娘、女の子?なんであんなところに?」
「にゃあ…」
タナトスの鳴き声が少し寂しそうになった気がした。
思いついたことは、二つ。
(感染…あるいは)
「見捨てられた…」
そうではないだろうと期待を込めつつ言った。
僕がここに住むのと同じように?
そんなこと…悲しすぎる。
けれどタナトスは、黙ってしまった。
それは肯定としか思えなかった。
「そうなの?シュベルツ」
「ええ。残念ながら」
「そう…でも、何故うちに?」
「ああ、それは…」


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