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「私は過去に、流行り病の人々を眠らせることが出来ました」
ミュージと契約を交わした時に、ミュージが調べてくれた話。
前のマスターの力と私の力を合わせて、出来たこと。
ミュージも契約を交わした時に同じ力を持っていると知った。
「じゃあ、それで僕たちに?」
ミュージが納得したように言った。
『あの子は痛みで満足に眠れていない。それに孤独だ』
タナトスが言った。
私は魔物という性質上、病の苦しみは分からない。
けれど、傷つく痛みは嫌というほど知っている。
孤独という痛みも。
しかし…。
「ミュージの力がないと私は…」
ミュージを巻き込むのは、正直気が引ける。
けれど、ミュージがいないと私はその子と話すことすらできない。
(私は…セイレーンだから)
悩んでいると、ミュージは言った。
「シュベルツは…どうしたい?」
少女の、孤独と苦痛を消せるなら。
「行きたいです。一緒に来てくれますか?ミュージ」
ミュージはそれを聞いて、にっこりと笑った。


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